THE EAT 人生が劇的に変わる驚異の食事術を読んで

「運動をしても、うまく脂肪が減らない。」「睡眠にも、内臓脂肪を減らすことが大切」「脂肪を減らす方法が分からない。」こんな悩みを解決したく、食事術の本を探すことにしました。

 

今回読んだ本は、THE EAT 人生が劇的に変わる驚異の食事術。

 

この本は、アイザック・H・ジョーンズさんと石川勇太さんの共著による本です。アイザック氏は、年間200人以上の健康指導を行い、5万人を超えるクライアントのライフスタイル改善とパフォーマンス向上の指導に当たられています。石川勇太さんは、元ブラジルプロサッカー選手。今現在は、アイザック・H・ジョーンズと開発した食事プログラムを展開。世界の「健康常識」を変えるために、医療は「治す」から「予防」へ、介護は「補う」から「自立」を理念にヘルスコーチを育成されています。

 

今回は、食事を変える上で大切な考え方を、まず3つ紹介します。

 

1、食事から糖質を減らして、良質なアブラを摂る。

 

2、農薬や添加物、重金属を排除し、体から毒素を排出する。

 

3、ストレスと賢く付き合う。

 

これら3つのなかで、1について、大切だと感じた事を深堀していきたいと思います。

 

まず一つ目の食事から糖質を減らして、良質なアブラを摂ることについて。

 私たちの体のエネルギー源となるのは、糖質、脂質、タンパク質の3つ。タンパク質は筋肉をつくる働きをするので、実際に活動のために使われるエネルギー源は、脂質と糖質の2つ。糖質は、体内でグルコースに変化する。グルコースを全身の細胞に送り込むのが「インスリン」。インスリンの濃度は、糖が入ると一気に上昇し、細胞内に送り込むと一気に急降下する。食後に眠くなるのは、インスリンの急降下によるもの。

人の身体には、糖質と脂質を貯蔵できるタンクのようなものがあると捉える。糖質のタンクには約2000キロカロリー、脂質のタンクには4万キロカロリー貯蔵することができる。

私たちの祖先は、400万年前に誕生し、狩猟採取により生活してきた。タンパク質と脂質、穀物に含まれるエネルギーを得るようになったのは、今から1万年前。399万年は脂質を体内で燃焼し生活してきた。糖質は本来、脂質のエネルギーがなくなった時に補助的に使うもの。

1万年前の人類は、1年で小さじ100から500杯の自然の砂糖を取り入れていた。今は、年間にして4000から5500杯もの砂糖を摂取している。

 

「シュガーバーニング(糖質燃料型)」ではなく、「ファットバーニング(脂質燃料型)」に切り替えることが大切。

 

糖質制限の問題点としては、身体に脂質を供給しない危険があること。いくら脂質のタンクが4万キロカロリーあるとしても、補給しないのと枯渇してしまうから。脂質を取らないことが「糖質制限で倒れる」原因になっている。

 

良いアブラを摂る理由については、人の体には、60兆の細胞がある。その細胞膜がアブラでできている。中でも「脳」は、乾燥重量の60%を脂肪が占めている。細胞膜が脂肪で作られているため、良いアブラを摂ることで、細胞膜を健康にすることができる。

 

「良いアブラ」

 

・エキストラバージンオイル

・ココナッツオイル

グラスフェッドバター

・ギー(インドなど南アジア諸国で古くから使われてきた乳脂肪製品のこと)

・アボカドオイル

・魚のアブラ

・ナッツと種

・平飼いの卵

・牧草牛

MCTオイル

・エキストラバージンパーム油

ヘンプシードオイル

・全脂肪の乳製品

・ダークチョコレート

 

「悪い油」

トランス脂肪酸(マーガリンやショートニング

・加工された油

・高温で揚げた油もトランス脂肪酸を発生させる

 

「良い油」と「悪い油」を分類してみましたが、ここで気をつけた方が良いことがあります。それはコンビニで売られているお惣菜やお弁当です。つい時間がないと寄ってしまうコンビニ。コンビニで売られているお惣菜やお弁当には、悪い油がたくさん含まれています。食料を買う時には、食糧の裏面にあるラベルに書かれている原材料や成分表をチェックすることが大切になります。時間がないからとコンビニを利用するのではなく、メリットデメリットを理解してうまく活用していきたいですね。

 

 

本書を読み終え、食事に対する意識を改善することができました。私たちの身体は口から取り入れる物から作られています。健康を守る上で、意識を変えることから始めることが大切です。すこし意識を変えることで、体を変えることができると思います。毎日の食事を見直し、健康を大切にしていきたいですね!