「絶対にミスをしない人の脳の習慣を読んで」

今回は、樺沢紫苑先生の絶対にミスをしない人の脳の習慣を読んで学んだことを紹介していきます。

 

まずはじめに人がミスをしてしまうのは、

 

 脳の情報処理に関わる「仕組み」のせいであって、あなたの能力が低いせいではないということ

 

「ミス」を引き起こす「脳」の仕組み

 

・集中力の低下

・記憶を一時的に保存する、脳の「ワーキングメモリ」の機能低下

・脳疲労(脳が疲れた状態)

・加齢による脳の老化 

 

これら4つが大きな原因のようです。

 

「脳疲労」の段階で、「自分の脳は疲れている」と自覚し、ミスをしないハイパフォーマンスな脳を作る習慣を実践すれば、どのような人でも、「健康」な脳、さらには、それより上の段階である、気力が充実した「絶好調」な脳に作り替えることができるということ。 

 

原因や対策について。

 

・集中力の低下について

 

「ミスをしやすい仕事」を集中力の高い時間帯にこなす。「ミスをしにくい仕事」を集中力の低い時間帯にこなす。 

 

集中力というのは、朝が一番高くて、午後、夜になるにつれて低下する傾向があるようです。そのリズムを理解した上で、1日のスケジュールを組んでいくということです。

 

 

・ワーキングメモリの低下

 

人間の記憶力は、膨大な情報を記憶できるポテンシャルを持っているが、情報入力のための入り口は非常に狭く、たくさんの情報が一気に流れ込もうとすると、脳の入り口で「交通渋滞」をおこしてしまうということ。

 

・脳疲労

 

疲労は、「以前はこんなミスをしなかったのに、最近ミスが増えている」ような状態のこと。

疲労の状態なら解消することができること。

 

具体的には

 

・中強度の有酸素運動。 (軽く汗がにじんだり、ようやく会話ができるくらいのウォーキングなど)

 

・7時間以上の質の高い睡眠

 

などです。

 

・インプット(記憶)する上で気をつけること。

 

人が記憶するときには、読む、書く、話す、聞くなどがあります。

 

その中で大切だなと感じたことは、

 

話を聞いた瞬間に、それを正しく記憶することです。

 

なぜ大切だと思ったかというと、人の話を聞いた時に、きちんと記憶しないとインプットした情報が間違ってしまう可能性もあると思います。間違った情報を記憶してしまっては、正しい答えをえることが難しくなります。

 

それを防ぐためにも、正しく記憶することは大切だと思います。人の話を聞いていて重要なことはその場でメモをとることを習慣にしていきたいと思います。

 

その場でわからないことは、すぐにその場で質問する。すぐ質問することで間違った情報を取り入れることも防げるからです。

 

・自己洞察力について

 

自己洞察力とは、自分をモニタリングする能力のことを言います。自己洞察力が高いと自分自身を振り返る能力を高めることができます。

 

具体的には、

 

・睡眠がきちんととれているか?

 

・身体は疲れていないか?

 

など自分自身を客観的に捉えることができるようになります。

 

また客観的に捉えるだけではなく、

 

・睡眠時間が取れていないなら、早めに休む。仮眠をとる。

 

・体が疲れているなら、運動はできているか?できていないなら、運動してみる。

 

このように対策も講じれるようになります。人がミスを犯してしまう原因の一つとして身体が疲れていて冷静な判断ができないことがあります。自己洞察力を高めることは、ミスを防ぐ上では重要な能力の一つだと思いました。

 

今回絶対にミスをしない人の脳の習慣を読み終えて、ミスは能力が低いのではなく、脳の仕組みを理解することが大切であることを理解することができました。私自身も睡眠や定期的な有酸素運動を実践することで、冷静な判断をすることができるようになれてきた気がします。ミスが多くて困っている方にはオススメな一冊だと思います。