職場での「自己肯定感」がグーンと上がる大全を読んで

「職場と自己肯定感?」どんな関係性があるのだろうと思い、本書を読んでみようと思いました。

 

著者の井上智介さんは、産業医精神科医。様々な病院で内科・外科・救急科・皮膚科など、多岐の分野にわたるプライマリケアを学ばれ、2年間の臨床研修を終了。精神科医・検診医としての経験を生かし、健康障害や労災を未然に防ぐべく活動されています。

 

今回は井上先生が書かれた、職場での「自己肯定感」がグーンと上がる大全を読んで大切だと思ったことをまとめていきます。

 

まずはじめに、

 

仕事へのやる気・やりがいが感じられない原因は自分の外側にあると考えていたなら、一度「内側にある事項肯定感の低さが根本の原因かもしれない」と視点を変えること

 

とあります。

 

働きづらさを感じていた当時の私自身を振り返ってみることにしました。

 

働きづらさを感じていた時は、チームをまとめる立場を経験していました。学生時代と違い、年齢層も当然広くなります。

 

そんな中で、当時若かった自分は、

 

「どううまくチームをまとめればよいのか?」

 

年齢も親くらい違うし、お願いしてもうまく伝えることができず悩んでいました。

 

正直チームをうまくまとめることができずにいました。

 

「チームをまとめられない自分が悪い」

 

自分ばかりを責めてしまう日々を送っていました。

 

しかし、

 

自己肯定感とは、どんな自分であっても「それでいいんだ」「これでこそ自分なんだ」というように、ありのままをポジティブに受け入れる感情のこと。

 

この感情が生まれやすい人のことを、「自己肯定感が高い人」と表現する 

 

とあります。

 

私自身生きづらさを覚えていた理由。

 

それは、自己肯定感が低い人間だったのです。

 

また自己肯定感が低い人は

 

 「周囲から認められた」という感覚が少ない。

 

ようです。

 

私自身も周囲というより、親から認められたことが少なかった気がします。

 

「頑張っても、頑張っても、認めてもらえない。」

 

そんな経験が自然と自信の少ない人間になってしまったのだと思います。

 

 

日本人特有の美徳だと言われる、謙虚さや礼儀正しさ。

 

必要以上の謙遜は、自己肯定感を下げてしまう行為 。

 

毎回否定的なことを言っていると、褒めた側も自分が否定されたようないたたまれない心地になって、次から褒め言葉をかけにくくなってしまう。 

 

この一文を見つけ、私は正直ハッとしました。

 

自分自身にあまり自信のない私。人から認めてもらっても、そんなたいしたことないと冷ややかともとれる態度をとってしまうことがあります。

 

しかし、当の本人からすると、自分自身に価値を見出せない自分。

 

いくら褒めてもらってもたいしたことがないと思ってしまいます。

 

これでは、せっかく褒めてくれた人にも失礼だなと感じました。

 

これからは素直にありがとうと言える自分であろうと思います。

 

二つ目は、機嫌が悪い人をみると、自分に原因があるのではないかと感じることがあります。

 

「自分が失礼なことを言ったのが原因では?」

 

とよく考えてしまうことがあります。

 

仮にあなたに関係があるのなら、いずれ声がかかるので、その時に初めて対応すればいいのです。根拠のないことで自分を責める必要はない。

 

この言葉を見つけ、いかに自分自身を勝手に苦しめていたかを理解することができました。

 

そんなとき、本書には3つ対応策が記載されているのですが、私が実践して見ようと思ったこと。

 

それは

 

 「ゆっくりと話す」こと。

 

不安を抱いている時には、大半が早口になっているそうです。早口になり、うまく伝わらない。伝わらないから、ソワソワしてしまう。悪循環に入ってしまいます。

 

悪循環に入る前にも、ゆっくり話す。ゆっくり話すことを意識するだけで、思考も整理され、自分自身の感情もうまく伝えることができるようになります。

 

三つめは、人間にはビリーフシステムが備わっていること。人間には、それぞれ価値観や考え方があります。その価値観をもとに生活しています。

 

その中で大切なこと。

 

私たちは全く同じ価値観のもとで生きているわけではなく、ビリーフシステムの内容に善悪をつける必要はまったくない。

多様な価値観が存在しているということ。

 

つい職場や家庭など、人間関係が密になりやすい場所では起こりがちなことがあります。

 

それは、つい自分の考えに偏りすぎてしまうことです。

 

自分の考え方と違うと、人を責めたり攻撃したくなることがあると思います。

 

それでは、お互いに批判し合っていては、いつまでも解決しません。

 

解決しないばかりか、関係性が悪化するばかりです。

 

そんな時は、自分自身も含め、人それぞれ価値観が違うことを自覚する必要があると思いました。

 

四つ目は、タンパク質をとること。

 

タンパク質が不足するということは、体内に必要なアミノ酸が不足する。

 

アミノ酸が、脳の神経伝達物質であるセロトニンノルアドレナリンという物質を体内で作るための材料となるから。

 

この一文を見つけ、食事の大切さを改めて実感させられました。

 

今現在は、私自身も食事管理を徹底するようにしています。しかし、職場でうまくいっていない当時は食事もおろそかにしていた記憶があります。

 

おろそかというよりも、「イライラ」して早食いをする。毎日のようにお酒を飲む。そんな日々を繰り返していた気がします。

 

それでは、体が休まるわけもなく、ストレスも解消されません。不摂生な生活を改める。これが、ストレスを溜めない生活を送る上では基本だなと思います。

 

今現在は、食事の管理や運動も行うようにしています。その甲斐もあり、今では安定したメンタルも保て、日々健やかに過ごすことができるようになりました。

 

最後に、健康は失ってからでは取り戻すのに時間がかかります。取り戻せれば良いですが、むずかしい場合もあるかもしれません。まずは、そうならないように、日々のストレスを減らせるようにすることが大切です。職場で過ごす時間が長い人が多いと思います。職場でストレスがある方には、オススメできる本ではないかと思います。

 

参考にしてもらえたら嬉しいです。

 

今回も読んでいただきありがとうございました。

 

これからも良い記事を書けるよう努力していきます。

 

皆様の貴重なお時間をいただきありがとうございました。

 

今回は以上です。